西岡技術士事務所所長の西岡亮太です。
技術士は、「国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格」(※)とされています。 化学の分野では技術士数も少なく、それほど認知度が高いとは言えないかもしれません。しかし、化学部門でも、多くの先輩技術士の先生方が、それぞれの専門分野で活躍されています。私も、会社員時代に培った分析化学に関する専門知識に加え、技術士資格取得などの過程で様々な研修に参加してきました。
私の知識や経験は全く微⼒ですが、それでも何か社会の役に⽴つことがあるのではないかと思い、会社退職を機に技術⼠事務所を設⽴しました。私は、技術⼠(化学)、技術⼠(総合技術監理)の資格を保有しています。これらの資格の職能を果たすため、専⾨の分析化学に加えて、安全、 品質、コスト、⽣産性、⼈材育成、情報管理など多様な視点から、お客様の課題に総合的なソリューションをご提案できるよう研鑽していきます。
技術コンサルティング業務を通して、少しでも社会に貢献できればと思っています。例えば、新製品開発における技術動向や知的財産関連情報の調査などは、意外と⼿間がかかるものです。これらの業務でも研究者の⽅々のお⼿伝いができればと思います。当事務所は、⾝近で相談しやすい技術⼠事務所を⽬指していきますので、どうぞよろしくお願いします。
※)日本技術士会 Web Site「技術士 Professional Engineer とは」より引用
略歴
1985年 岐阜市立岐阜薬科大学大学院 修士課程修了(薬品分析化学専攻)
1985年 株式会社住化分析センター入社
2019年 技術士(化学)取得
2021年 岐阜市立岐阜薬科大学大学院 博士(薬学)取得(論文博士)
2023年 技術士(総合技術監理)取得
2024年 株式会社住化分析センター退職(勤続39年)
2024年 西岡技術士事務所 設立
受賞歴
2017年度 (公社)日本分析化学会液体クロマトグラフィー研究懇談会ベストオーガナイザー賞
2018年度 第29回クロマトグラフィー科学会議 Best Presentation Award
2024年度 CERIクロマトグラフィー分析賞
専門分野
・クロマトグラフィーによる分析方法の設計
・HPLC用キラル固定相の設計・評価、キラル分析法の設計
・HPLC分離剤および無機担体の設計・評価
研究業績
原著論文:18編(HPLC:10編、GC:8編)、総合論文:2編、学会発表:約40編
著書(分担執筆)
・液体クロマトグラフィー研究懇談会編、液クロ龍の巻、筑波出版会 (2002).
・液クロを上手に使うコツ、丸善出版 (2004).
・ちょっと詳しい液クロのコツ 分離編、丸善出版 (2007).
・LC/MS, LC/MS/MSの基礎と応用、オーム社 (2014).
・その他 多数
資格
博士(薬学)(岐阜薬科大学 乙401号、2021年)
技術士(化学)(第94877号、2019年)
技術士(総合技術監理)(第94877号、2023年)
薬剤師(第211286号、1983年)
臨床検査技師(第96592号、1988年)
液体クロマトグラフィー分析士四段(第00015号、2022年)
所属学協会
(公社)日本分析化学会 液体クロマトグラフィー研究懇談会 役員(運営委員)
(公社)日本分析化学会 液体クロマトグラフィー研究懇談会 LCシニアクラブ 副会長
(公社)日本分析化学会 分析士会 幹事
クロマトグラフィー科学会 正会員
(公社)日本技術士会 正会員